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あけましておめでとうございます

 大晦日と元日・2日は、千葉県佐倉市にある私の実家で過ごしました。近くの中華料理店でおなかいっぱい食べたあと、紅白歌合戦を最初から最後まで座ってみました。昭和の終わり頃から平成最後までトップスターで居続けた、桑田佳祐と松任谷由美が一緒に踊る場面をみて、ああ時代の区切りが来るんだなと思いました。

 年賀状についても、色々考えることがありました。70歳まで会社づとめをした父の元には、現役を退き10年近くたった今でも毎年100通を超える年賀状が届きます。高齢等を理由に、あるいは平成最後を機に、年賀状納めをする人が多いと聞いていたので、そういう文面がどれくらいあるのかと思って読ませてもらったところ、およそ100通中「2通」でした。もっと多いのかなと思っていたのですが、実はそこまで社会的な流れにはなってないのかもしれませんね。
 考えてみれば、いくら「今後とも変わらぬお付き合いを申し上げるとともに」などと書いても、SNSなどで繋がっていない人に対しては、年1回の挨拶を切るような形になってしまうので、それはそれでエネルギーが必要でしょう。

 一方で、私自身の年賀状の書き方にも変化がありました。それは平成最後だからではなく、昨年4月に息子が京都に住み始めたことが大きいのですが、家族の名前を入れた年賀状を減らして、自分だけの名前で出す賀状を増やしました。近年知り合った人に住所を聞くことはまずなくて、年賀状を出すのは旧友や恩師などが多いこともあり、これからは私自身の近況報告をするスタイルにしようと思いました。

 3日は箱根駅伝の復路を見に行きました。例年、この日に横浜にいるときは、横浜駅から鶴見中継所の間(9区)で応援しています。そのあたりは神奈川大学キャンパスから近いこともあって、神大関係者からノボリを渡されたり、応援の声かけについてお願いをされたりします。今年は9区のランナーの名前を 「たくや~~」と大きな声で呼びかけました。

 今年も、公開された記事等の紹介、気の向いたときには近況報告をしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今年最後の海外論文紹介記事

今年最後の海外論文紹介記事です。
心毒性リスクのある抗がん剤を投与すると心不全の進行する患者はどれくらいいるのか? どの抗がん剤の組み合わせが心不全悪化と関連するのか? 循環器とオンコロジーをまたぐクリニカルクエスチョンを提起して検討しています。

JACC Heart Fail誌から
癌化学療法開始後に心不全ステージは進行する?
治療開始3カ月後の心不全進行の有無から長期予測できる可能性

平成最後の年、個人的にも大きな変化のあった1年でした。でも、この論文紹介の仕事は、ありがたいことに長く続けさせていただき、基礎研究に近い領域から、この論文のように実臨床のクリニカルクエスチョンに基づいた臨床研究まで、幅広く対応できるようになってきました。継続は力なりですね。来年は、日本の臨床研究がよりよくなるように、私の立場から何か発信できるようになりたいと考えています。 来年もよろしくお願いいたします。

近況報告

 しばらく更新していませんが、元気にしています。12月に入ってから仕事と学業と趣味でのイベント続きで、てんてこ舞いでした。
 仕事のイベントとしては、英語プレゼンテーションのセミナー『学会発表☆集中トレーニング(10月から月1回、全3回)』の最終回が12月9日にありました。いずれどこかで詳細を公表したいと思いますが、国際学会発表を控えた看護系研究者などを対象に、講義と演習、ならびに発表練習を繰り返すという内容でして、最初は小さな声で恥ずかしそうに発表していた人も、最終回は堂々と発表できるようになり、一定の効果は認められたように思います。

 学業でのイベントは、何と言っても12日にあった学位論文の口頭試問でした。審査は、医療ジャーナリズムや臨床研究の大御所の先生方がしてくださることもあって、いつになく緊張しました。審査期間は来月中旬までなので、それまで推敲を重ねて、いい論文に仕上げたいと思っています。

 趣味のイベントは、1日のフルート発表会と、3日のゴールドジムでの写真撮影でした。フルートは、息子ロスによる「空の巣症候群」予防のために、今年の春に始めました。先日は、講師の先生主宰の発表会で、演奏した曲は、『あの夏へ』(千と千尋の神隠しより)と『花は咲く』でした。「あの夏へ」はソロ演奏だったのですが、暗譜していたつもりが途中で真っ白になり、転調したところで音を外したのが残念でした。講師とのアンサンブルで演奏した「花は咲く」は落ち着いて吹けました。3日の写真撮影はプロのカメラマンによるもので、次回のWoman's Shape 誌の読者モデルの1人として掲載されると思います。おなかが見えるウエアを着てポージングしたり、マシンを使って筋トレしている姿を撮ってもらいました。どんな写真が載るのか本人も知りません!!

 こう書くとなんだか楽しそうですよね。 実際は、ここに書かないことも含めて、テンパってたり、落ち込んだりしていることもあり、そういうことのほうが引きずりやすいので、全然うかれた感じではないのですが、、、10月に比叡山を参拝したときに心に残った最澄の言葉 『一隅を照らす』を胸に、慌ただしい年末を心穏やかに過ごしたいと思っています。

心不全バイオマーカーの有用性を検討したメタアナリシスの結果

先週公開された海外論文ピックアップの記事です。
J Am Coll Cardiol誌から
sST2は慢性心不全患者の予後予測に有用
6つの臨床研究の患者データを用いたメタアナリシスの結果

心不全バイオマーカーの予後予測能を比較検討する研究で、新規バイオマーカーの「sST2」は、NT- proBNPやhsTnTと共に検査に加える価値がある、と結論づけています。この研究手順がけっこう面倒で(他マーカーと独立して有用か、組み合わせて有用かなどを検討)、読者には面白くないかなと思いつつも、研究方法と結果を説明しないと結論が導けないので、本文を訳すというよりは、図表を読み解いて伝えるようにしました。
プロフィール

にしむらたずこ

Author:にしむらたずこ
医療ライター 兼 医学英語講師
プレミアム医学英語教育事務所代表 http://www.premium-english.biz/

仕事や暮らしの中で思ったことを書き留めています。

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