「美しい『あかり』を求めて 新・陰翳礼讃」 石井幹子著
今日は成人の日。コロナ禍で例年のように成人式を祝うことができない新成人のみなさんを気の毒に思います。このところ、大学生と交流する機会が多い私は、自分にできることは何かないかと考える日々です。
年末年始に読んだ本「美しい『あかり』を求めて 新・陰翳礼讃」 祥伝社 黄金文庫 について書き留めておきます。テレビの情報番組で照明デザイナーの石井幹子さんがインタビューを受けているのを見て、「こんなすごい女性がいるんだ!」と思って、名前検索したところ本書をみつけました。
彼女は、照明デザイナーの草分け的存在です。すでに80歳を超えておられると思いますが、横浜ベイブリッジのライトアップをはじめ、善光寺、東京タワー、東京駅のレンガ駅舎など、さまざな建築物を美しく、そして心地よく灯す「あかり」を考案してきました。設置のための労を惜しまず、完成したその「あかり」は見る者の心を揺り動かしました。
本書より引用
「建築空間の照明デザインの進め方は、まず建築図面をよく読み理解して空間をつかむと同時に、建築家の意図をよく汲み取ることから始まる。空間がよくわからないときには、建築の模型をつくって検討する。つくられた模型をみていると、自分が鳥になって上空から眺めたり、道を歩く歩行者の気分になって横から見たり、また建築の中に入って行って空間を体験したりと、自由に発想ができて楽しい」
本に出てくる地名には、横浜、北欧、ドイツなど、私の個人史でも馴染みのあるところが多かったので、なんだか嬉しくなりました。室内照明に触れている章もあり、自分の仕事部屋の照明ももう少し工夫してみようかと考えています。いつか直接お話を伺う機会があったら素敵だなと思っています。
年末年始に読んだ本「美しい『あかり』を求めて 新・陰翳礼讃」 祥伝社 黄金文庫 について書き留めておきます。テレビの情報番組で照明デザイナーの石井幹子さんがインタビューを受けているのを見て、「こんなすごい女性がいるんだ!」と思って、名前検索したところ本書をみつけました。
彼女は、照明デザイナーの草分け的存在です。すでに80歳を超えておられると思いますが、横浜ベイブリッジのライトアップをはじめ、善光寺、東京タワー、東京駅のレンガ駅舎など、さまざな建築物を美しく、そして心地よく灯す「あかり」を考案してきました。設置のための労を惜しまず、完成したその「あかり」は見る者の心を揺り動かしました。
本書より引用
「建築空間の照明デザインの進め方は、まず建築図面をよく読み理解して空間をつかむと同時に、建築家の意図をよく汲み取ることから始まる。空間がよくわからないときには、建築の模型をつくって検討する。つくられた模型をみていると、自分が鳥になって上空から眺めたり、道を歩く歩行者の気分になって横から見たり、また建築の中に入って行って空間を体験したりと、自由に発想ができて楽しい」
本に出てくる地名には、横浜、北欧、ドイツなど、私の個人史でも馴染みのあるところが多かったので、なんだか嬉しくなりました。室内照明に触れている章もあり、自分の仕事部屋の照明ももう少し工夫してみようかと考えています。いつか直接お話を伺う機会があったら素敵だなと思っています。