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にしむらたずこ

Author:にしむらたずこ
医療ライター 兼 医学英語講師
プレミアム医学英語教育事務所代表 http://www.premium-english.biz/

仕事や暮らしの中で思ったことを書き留めています。

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■since 2007/01/18
フルートと英語の発音
 ある日突然、別々のところで見知ったことが、頭の中で繋がって 「なるほど~~」って思うことありますよね。私のつい最近の体験をお話しします。

 今年の春からフルートを習いはじめ、以前に比べるとだいぶ難しい曲を演奏できるようになりました。来月はじめの発表会では、『花は咲く』 と 『あの夏へ』 (「千と千尋の神隠し」より)を披露すべく練習中です。ところで、このフルートは、音程を合わせるのも大変ですが、曲の中での息継ぎがなかなか難しいんです。元気な曲だったり、曲調がもりあがってくると、ついつい最初に強く息を吹き込んでしまいますが、そうすると楽譜上で息継ぎができる部分まで息が持たないのです。息を加減して、フルート管に細く長く吹き込まないとメロディがとぎれます。

 実はこれと似たような話を、音声工学の研究者と英語の発音の議論をしているときに聞きました。日本語は高低アクセント、英語はストレスアクセント(強勢アクセント)ですが、意味のまとまりで区切るチャンク、あるいはスラッシュリーディングをすると、英語の強勢は後ろのほうに来ることが多いです。
例えば、Come to tea with John and Mary.
Come to tea / with John and Mary.
**   *   *** / *   **   *   ****     (*が多いほど強勢)

 日本語では、疑問文でなければ、おおむね最後は下がるので力を抜く感じですよね。そういう発音を何十年もやってたら、身体が日本語発音モードになっているから、英語を発音するときも息が持たない。英語らしく発音できる身体から作っていかないとダメ…というのは、学生時代ESSの演劇で鍛えたこの研究者の持論で、そこまですることもないとは思いますが…
 でも先日の英語プレゼンセミナーにて講演してくださった同時通訳の方も、「日本語話者と英語話者のひそひそ話はどちらがよく聞こえるかといえば、後者であり、それはそもそも発声の仕方から違うからだと思う」とおっしゃってたので、まあ身体のつくりというか、長年の発声の習慣というのもあながち無視できないんじゃないかと思います。

 フルートがうまくなったら英語の発音がうまくなるとか、英語の発音がうまくなれば、フルートがうまくなるといった短絡的な話ではないのですが、息を続かせるコツがつかめれば、両方の上達に役立つかもしれない、と思ったのでした。

語学学習 | 07:09:04

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