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「がん消滅の罠 完全寛解の謎」

『がん消滅の罠 完全寛解の謎』 岩木一麻著 宝島社文庫 を読みました。
夫に「この本面白かったよ」と言われて、久しぶりに読んだ医療ミステリーの文庫本です。第1部は移動時にダラダラと読んでいたので数週間かかりましたが、読み進むにつれて面白くなり、後半は1日で読了。最後のページは、「ああ、そうくるか」と思いました。

「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、4月には民放でドラマ化されたようです。でも、込み入った内容なので、数時間のドラマでは十分に再現できなかっただろうと思います。

がん治療や病院組織に詳しい人は「こんなのありえない」と思うでしょうし、医学知識のまったくない人は、分子生物学や抗体医薬品などの教科書的な解説に疲れてしまうかもしれませんが、私には程よい感じで読み進めることができました。生命保険会社のがん保険やリビングニーズ特約、新薬の承認申請の話なども織り交ぜられていて、読み物として楽しめる一冊でした。