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にしむらたずこ

Author:にしむらたずこ
医療ライター 兼 医学英語講師
プレミアム医学英語教育事務所代表 http://www.premium-english.biz/

仕事や暮らしの中で思ったことを書き留めています。

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沖縄戦を描いた小説 「日の果てから」 
 沖縄戦を描いた小説「日の果てから」大城立裕著 を読了。沖縄を初めて訪れて、楽しかっただけでは済まされない気がした。

 小説では、壮絶な地上戦の中を逃げ惑う住民の姿が描かれている。これまで耕していた畑が死体で覆われ、行場を失った人々は沖縄特有の大きな墓の中に身を隠す。首里城や旧王家の屋敷も焼け落ち、避難民どうしが殺し合う。受刑者も看守も遊郭にいた女性も”外界”に放たれ、極限状態を生き抜く中で、ある種の平らな関係が生まれる。

 沖縄の神職(神女殿内 のろどんち)の土地に対する思いが織り込まれ、沖縄と日本の歴史・風土の違いにも思いを馳せることができる良書。沖縄南部をドライブしたときにみた美しい海岸線、切り立った崖、平和祈念公園に並んでいた戦没者の名前の刻まれた石碑、点在する米軍基地、これらの関係性を、その場にいたときよりは少し深く理解できたように思う。



読書記録 | 11:54:27

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